離婚の原因としてよくあげられる「価値観の不一致」ですが、そもそも価値観の意味とは一体なんなのでしょうか。この言葉の意味自体をきちんと認識しなければ、もし再婚したとしても、また離別することになりかねませんので、ここで具体的な 価値観 の 意味 を説明したいと思います。
価値観の意味を理解していないと離婚しやすくなる
価値観が似ているほど仲のいい夫婦になる
価値観とは物事の価値について、個人または世代・社会の基本的な考え方という意味です。ことの善悪、好き、嫌いを自分が決めることになる根底となる基準です。なので、似た価値観をもった者同士だと、互いの言動を理解しやすいので共同作業がしやすく衝突しにくいのです。
結婚する前にお互いの価値観、つまり何を基準にものごとを判断しているかをきちんと分かり合ってる良好な夫婦関係を築くことができます。また、結婚後に価値観の相違を感じたとしても価値観が違うことを認め合うことができたら、円満な夫婦関係を維持することができます。
まずは価値観の相違を認めましょう
人はそれぞれ生きてきた環境も時代も違います。相手の言動に対して理解ができずに苛立ったときにはまず、自分の価値観だけが全てではないと自分自身に言い聞かせます。夫婦となると、生物学的観点からしても、男女は決して分かり合えない部分があるといわれています。
相手の言動の全てを気にして、少しの違いでも腹を立てていたらどんな相手でも夫婦関係を維持していくのは難しいです。かといって価値観の違いを感じながら相手の全てを許容すればいいわけでもありません。
自分の価値観は、自分の人格を形成する大切な部分なので、無理をしていれば後々自分の精神状態を悪くする危険性があります。
食事、家事、ファッション、生活習慣、交友関係、子育て、金銭感覚などいろいろなことに価値観を持っていますが、その中でも自分が最も大切にしているものは何か、妥協しても良いジャンルは何かをきっちりと見極めましょう。
優先順位を決めましょう
いろんな事柄に価値観を決めているのが人間ですが、その優先順位が似たもの夫婦だと、衝突が少なく離婚も避けられます。
よくある例えとして子どものいる夫婦では、夫の休みの日は子どもの面倒を見てほしい、あるいは家族で一緒に過ごしたい妻と、休日も仕事をしてしまう、あるいは趣味に没頭してしまう夫では価値観のずれが生じてしまいます。子どもや家族に対する優先順位が夫婦で違うからです。
例えば妻の立場からしたら日々家事や育児に追われているので休日ぐらい夫に手伝ってほしいと思う人の場合には家族で過ごすのが好きな夫が適していますし、逆に休日は仕事や趣味の時間に充てたいと思う夫にはそれを寂しいと感じない妻の方が相性はいいのです。
価値観の違いが多すぎると離婚の原因に
毎日一緒に過ごす相手、価値観の違いが多すぎると精神的にしんどくなっていきます。結婚前や新婚の時には気にならなかったことが、結婚をしてから歳月が過ぎ、一度目につき始めたらどんどん気になり、やがては夫婦間に大きな溝ができてしまいます。
生活習慣、食事、家事や育児など、日々の生活に関する考え方が違い、それをお互いに改善したり妥協することができないと、夫婦生活を継続していくのは非常に困難です。
相手のことをよく知らずに結婚した場合、離婚しやすくなるのはお互いの価値観をよく確認し合わなかった結果といえます。
長い期間交際していたら分かり合えているということではなく、お互いの価値観を隠さずに見せ合い、違う部分があっても妥協できるかどうかを確認することが離婚を回避することができます。
また、不貞行為などの異性関係や借金などの金銭感覚は価値観というより論理間の問題なので、決して妥協する必要はありませんので、そこは注意してください。
まとめ
価値観の意味を理解していないと離婚しやすくなる
価値観が似ているほど仲のいい夫婦になる
まずは価値観の相違を認めましょう
優先順位を決めましょう
価値観の違いが多すぎると離婚の原因に