子育て世帯にはありがたい給付金のひとつである 児童手当 ですが、この児童手当が 廃止 になるといったような話を聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。
子育て世帯の家計にとって重要なこの手当ですが、本当に廃止になるのでしょうか。また、 いつから 廃止になってしまうのでしょうか。
児童手当の廃止はいつからはじまる?
児童手当とは?
児童手当とは、中学生までの子供がいる世帯に対して、毎月決まった金額が支給される国の制度です。
児童手当の特徴としては、中学生までの子供を育てている世帯に対して支給されるため、扶養者であれば請求することができるということです。
似たような制度に子育て給付金がありますが、これは、消費税の増税に対する子育て世帯への救済処置であるため、子育て世帯給付金の請求をする権利があるのは両親である必要があるのです。
児童手当は毎月決まっている金額ではありますが、支給される回数は年に3回と決まっているため、4ヶ月分まとめて支給されるのです。
支給日などに関しては各自治体によって異なることもありますので、お住いの自治体に問い合わせてみることをおすすめします。
児童手当は自己申告制
児童手当は申告を対象者自らがおこなわなければ受給することができません。
申告するタイミングとしては、対象の児童が増えた際にまず申告をおこない、毎年現況届を提出することで更新することになります。
申告はもちろん、更新をする際の届も期限内におこなわなければ児童手当を受け取ることができなくなってしまうため、忘れないように申告をおこなうことがおすすめです。
また、児童手当は所得に応じて支給金額が変わることがありますので、ご自分の家庭はどの金額の対象であるかを事前に確認しておくことをおすすめします。
児童手当が廃止になる?
一時期、児童手当が廃止になるというような話が噂されていましたが、実際のところ現状では廃止にはなっていません。
しかし、申請時にマイナンバーを提出するなどの申請手続きについての変更点などがでてきているため、なんらかの変更点が今後でてくる可能性もあります。
児童手当をはじめとして、国や自治体などの政策については変更や廃止、追加などがありましたらお知らせとして発表されるので、自分自身に関係のある情報に関しては特に随時確認をしておくことをおすすめします。
疑問に思うことやわからないことがあれば各自治体の担当窓口に問い合わせてみることをおすすめします。
申請を忘れてしまう、更新期限をすぎてしまうなどして損をしないよう通知が届いた際には申請期限や、内容等十分に注意をしましょう。
児童手当の歴史
児童手当は支給が開始された時からこれまで、何度か支給金額の改定がありました。国の政策や財源確保の状況、政治家の意向など、原因はさまざまであるかと思いますが、金額の推移をみてみると改訂ごとに金額は増えていることがわかります。
ただし、これからも改訂ごとに金額が増えるということは考えられません。場合によっては、金額が減額になる場合や最悪の場合、児童手当の支給が廃止されてしまう可能性も考えられます。
そのため、現在児童手当の使い道は各家庭で異なっているかと思いますが、支給期限とされている中学生の時期まで必ずもらえるものだと思って児童手当を収入として考えることはあまりおすすめできません。
臨時のボーナスといったような感覚で家計に反映しておくほうが、急に児童手当の制度が廃止になってしまったとしても大きな痛手になることが少ないかと思います。
とはいえ、子育てには何かとお金がかかってくるため、支給される児童手当を上手に利用していきましょう。
まとめ
児童手当の廃止はいつからはじまる?
児童手当とは?
児童手当は自己申告制
児童手当が廃止になる?
児童手当の歴史