近年は離婚率が上昇していて離婚問題で揉める夫婦も珍しくありません。しかし、離婚に同意できても、離婚の際に慰謝料などの金銭的な問題でもめてしまいなかなか離婚できないということも多いようです。
そこで今回は 慰謝料請求されたら どうするべきかということをご紹介します。
離婚の話し合いの際に慰謝料請求されたらどうするべきか(前編)
過去の事実についてすぐに適切な措置をする
慰謝料を請求される理由としてあげられるものとしては、主に不倫交際やDVなどがあげられます。
慰謝料とは、過去に自分の犯した過ちにたいして代償を支払うという意味があります。その行為によって相手の心身を疲れさせて婚姻関係の破綻を招いてしまったのですから、悪いことをした事実があるのであれば、慰謝料を請求された段階で、迅速に適切な対応をしなくてはなりません。
慰謝料の請求をされると、自分が犯した過ちからくる自業自得ともいえる状況ではあるのですが、日々の忙しい生活の中で、対応しなければならないので精神的にも肉体的な大きな負担を負うことになります。
慰謝料を請求された時にはまず、気持ちを落ち着かせることが非常に大切になります。冷静に適切な対応をするために気持ちを落ち着かせることが大切です。
ここで冷静になれなければ、相手が慰謝料を請求してきた趣旨を理解できずに対応を誤ってしまい更なるトラブルとなってしまうこともありますし、場合によっては法外な金額の慰謝料を請求されているのにも関わらず金銭の支払いに応じてしまうこともありえます。
請求内容の詳細について理解する
次にやるべきことは、慰謝料の請求の内容を細かく理解することです。
まず、相手の慰謝料の請求が、自らの行為がその慰謝料を請求するための要件を満たしているかを確認する必要があります。もし、自分で判断がつかないと思うのであれば弁護士に相談することも方法の1つです。
また、請求金額が本当に妥当なものなのかということも判断しなくてはならない項目です。慰謝料の金額には、相場といえるものは存在しないのですが、それぞれの事案においてある程度金額の幅は決まっています。
加害者だからといって全ての請求を受け入れなければならないものではありません。もし、金額が大きすぎると感じた場合には相手に減額してもらえるか交渉する必要もあります。
まとめ
離婚の話し合いの際に慰謝料請求されたらどうするべきか(前編)
過去の事実についてすぐに適切な措置をする
請求内容の詳細について理解する