浮気などが原因となり離婚をする際に相手に対して 慰謝料 を 請求 したい場合、夫婦間で決着がつけば特に問題はありません。しかし、夫婦間で決着がつかない場合には裁判で 弁護士 を立てて話をする場合もあります。
では、裁判をする際に弁護士に支払う 費用 はいくら必要になるのでしょうか。
離婚時に慰謝料を請求する際にかかる弁護士費用は?
離婚問題について
離婚をする原因については、各家庭で異なってきます。
お互いの気持ちが離れてしまって離婚にいたってしまう場合もあれば、相手の浮気などさまざまな問題によって離婚に至ってしまう場合もあります。お互いの気持ちが離れるケースでは特に問題なく離婚が成立します。
しかし、相手の浮気などの不貞行為などが原因の場合、相手に対して慰謝料を請求するなど簡単には離婚にいたらないケースもあります。
慰謝料などの問題が含まれてくると、夫婦二人で解決できないこともあります。このような場合には、弁護士を間にはさんで問題を解決していく必要もあります。
慰謝料の請求の仕方
慰謝料の請求は、具体的に説明をすると相手から受けた屈辱的な行為などから受けた精神的な被害に対しての償いを込めたお金のことをいいます。
慰謝料の請求は本人に権限があるため、相手から被害を受けたとしても慰謝料の請求をしないということを選択することもできます。
慰謝料の請求の仕方は、口頭や文書によって直接請求する方法と、調停によって申し立てる場合、さらには裁判で請求するという方法があります。
夫婦で話し合い慰謝料の問題に決着がつけばそこまでですが、夫婦間で話し合いを重ねても慰謝料の問題が解決しない場合には、調停で調停人を間に介して話し合いをおこないます。
それでもなかなか決着がつかない場合には弁護士を立てて裁判によって解決します。
夫婦間で決着がつけばそれで解決するのですが、調停や裁判になってしまうと、費用がかかってしまうだけでなく、膨大な時間もかかってしまうのです。
口頭で慰謝料の問題を解決した場合には、きちんと証書として残すことが重要です。口頭のみで決めた事項には効力がなく、時間が経った後に相手からそのような契約はしていないといわれてしまう可能性もあります。
そのため、口頭のみの契約は控えたほうが良いとされています。
弁護士にかかる費用は?
離婚による慰謝料に関しての弁護士費用は、多くの弁護士事務所では一般の民事事件と同じ分類で金額設定がされているといわれています。つまり、離婚問題に対して慰謝料が決まっている場合は少ないのです。
一般的な慰謝料の問題でかかる弁護士費用は請求金額や相手から請求されている金額に対して着手金や報酬額決まってくるといわれています。
だいたいの金額でいうと、着手金は20万円から30万円、成功報酬は慰謝料の10%から20%、または慰謝料の減額に成功した場合にはその金額の10%から20%といわれています。
不倫の場合の慰謝料請求額の相場
離婚問題で慰謝料を請求する場合には、ほとんどが不倫が原因となっています。
不倫が原因で離婚をするさいに、相手に慰謝料を請求して認められる金額にはある程度の限度がきまっています。
一般的な慰謝料の相場は不倫が原因となって離婚をする場合には100万円から300万円の間で金額が決まるといわれています。
ちなみに、離婚をしない場合でも慰謝料はもらうことができます。その場合の金額は50万円から100万円といわれています。
このように、不倫が原因の場合の慰謝料にはどれだけ深く傷ついたとしても慰謝料には限度が決まってしまっています。
場合によっては、以上の例よりも高額の慰謝料をもらうことができることもあります。
しかし、先ほど少し述べているように、弁護士費用は慰謝料の請求金額によって変動するため、慰謝料が高いほど弁護士に支払う金額も多くなってくるのです。
まとめ
離婚時に慰謝料を請求する際にかかる弁護士費用は?
離婚問題について
慰謝料の請求の仕方
弁護士にかかる費用は?
不倫の場合の慰謝料請求額の相場