働かない夫が増えているようです。専業主夫という言葉がありますが、女性が働いて男性が家事をするという夫婦も昔と比べると増加しているようですが、仕事も家事も両方やらないという夫には困りますね。
さて、 働かない人 になってしまった夫にたいして、妻ができることは離婚しかないのでしょうか?そもそも、夫が離婚を希望していない場合でも妻の意志だけで離婚ができるでしょうか?
夫が働かない人になってしまった!離婚?それとも・・
働かない、家事もしない夫
働かない、家事もしない夫はなぜいるのでしょうか。結婚した当初はやさしくて、働き者で、しっかりと家族のことを考えてくれていた。でも、結婚してから数年が経ってから、まるで別人のように働かなくなってしまった夫。
その理由は、さまざまなことが考えられます。ブラック企業に勤めていて、働くことに嫌気がさしてしまったというパターン、親がお金持ちなので、働かなくても親の力で生きていけるので働くのがバカバカしいというパターンなど、本当にさまざまです。
夫が働かなくなってしまったら、まずは話し合いをしてみてみることが大切です。夫婦には相互協力義務がありますから、夫が働かないからといってそれだけでただちに離婚というわけにはいきません。
妻も夫が働けるように協力をしてみて、それでもどうしてもダメだったなら、離婚を考えるのがよいでしょう。
病気で働けない夫
やる気がない、性欲がない、眠れない、食欲がない、いつも気持ちが落ち込んでいる。こんな症状が出ていたら、うつ病などの精神病にかかっている可能性があります。
うつ病の人には、「がんばって」とかいう言葉はかえって病気を悪化させてしまう結果になります。精神病は、脳の病気と言われています。決して怠け者というわけではなく、むしろ責任感が強くて頑張り屋さんな人がかかる傾向があります。
働きすぎで脳が疲労している状態にありますので、ゆっくりと休養をとることがなによりも大切です。夫が病気になってしまっているケースでは、妻も病気について勉強をして、夫によりそって看病をしていくことが早く病気を治すことにつながるでしょう。
どうしても離婚をしたい場合には?
夫婦には相互協力義務、扶養義務がありますので、その義務を果たさない場合には離婚原因となります。夫が離婚に反対していても、働かず、その義務を果たしていない場合には、強制的に離婚をすることができます。
しかし、夫が働かないというだけで、ただちに離婚ができるわけではありません。どのようなケースで離婚ができるかということは、弁護士でないと判断が難しいかもしれません。相談だけでも弁護士にしてみましょう。法テラスなら無料で相談にのってもらえます。
弁護士に離婚の依頼をした場合の費用は、50万円程度が相場になります。すぐに弁護士に依頼をするのではなく、まずは夫と話し合いをして、同意を得る努力をしてみましょう。
夫への愛がなくなったからといって、不倫に走るのはやめておくべきです。慰謝料を請求されてしまう原因になります。
働かない夫に養育費は請求できるのか?
働かない夫は、無職ということですから、養育費を請求することはできないと考える人は多いです。しかし、実は無職の夫にも養育費や慰謝料を請求できる場合があります。もちろん、社会的地位の高い人、高収入の人と比べるともらえる金額は下がります。
養育費に時効はありませんが、現実問題として、過去の養育費を遡って請求することは相手がかなりのお金持ちでない限りは難しいようです。後になってから請求すればよいと考えるのではなく、しっかりと離婚をした時点で請求をしておかなければなりません。
夫の気持ちが変わって働くようになったら、もらえる養育費の金額を上げることができます。夫とは別れたあとも連絡をとっておくべきでしょう。
まとめ
夫が働かない人になってしまった!離婚?それとも・・
働かない、家事もしない夫
病気で働けない夫
どうしても離婚をしたい場合には?
働かない夫に養育費は請求できるのか?