さまざまな事情で残念ながら離婚という選択をせざるを得ない夫婦もいます。現在の日本では3組に1組の夫婦が離婚するともいわれているくらい離婚は珍しいことではなくなってきています。
そこで今回は夫婦が 破局 ・離婚してしまう理由についてご紹介します。
夫婦が破局・離婚してしまう理由とは
珍しくない?現在の夫婦の離婚状況
まずは、現在の夫婦の離婚状況についてご紹介します。
近年では特に20代から30代前半の若い世代と60代の初老世代の夫婦の離婚が多くなっています。若い世代の夫婦は比較的交際期間が短い状態で結婚する「スピード婚」と呼ばれるケースが多く、スピード婚は社会現象となっています。
スピード婚をする夫婦は、できちゃった婚であることが多いようですが、スピード婚をした夫婦はスピード離婚もしやすいといわれています。
若い世代で離婚した家庭では子どもが誕生してからまだ1、2年程度しか経過していない状態であることが多く、初婚の2割は結婚後5年以内で離婚しているとも言われています。
一方、60代の夫婦の離婚は熟年離婚とも呼ばれていますが、高齢になり子どもも独り立ちしたということをきっかけに離婚するという人が多いようです。
今や夫婦の3組に1組が離婚しているといわれているくらい離婚経験のある人は珍しい存在ではなくなっているのです。
産後クライシス
では、ここからは夫婦の破局・離婚理由についてご紹介します。
先ほど若い世代はスピード婚とスピード離婚が多いということをご紹介しましたが、スピード離婚の最大の要因は産後クライシスだといわれています。産後クライシスとはひと昔前にいわれていた育児ノイローゼや産後ブルーと同じようなものです。
近年いわれるようになった産後クライシスという言葉はNHKのテレビ番組の「あさイチ」で産後クライシスについての特集が放送されて反響を呼んだことがきっかけで周知われるようになりました。
産後クライシスが起こるのには、さまざまな要因が考えられますが、主に妊娠や出産によるホルモンバランスの乱れや産後の疲れからくる体調不良があげられます。
また、慣れない子育てに対する不安や子どもが生まれたことによるライフスタイルの変化などの心理的なことも産後クライシスを引き起こす原因といわれています。
そして、離婚危機になりやすい状況とは妻の産後の心身の変化と、その変化を理解できない夫との衝突が起こることです。
異性問題
夫婦の離婚理由として異性問題はいつの時代もあげられます。
近年は不倫を美化するようなドラマやマンガが急増していて不倫にロマンや夢を抱いてしまう痛い人が多くなってしまい、ついつい火遊びをしてしまう人が多くなっています。
しかし、当然不倫された側からしたら不倫をしたような人と結婚生活を続けられるわけがなく、不倫が発覚したら即効で離婚を決意するという人が多いようです。
夫婦でいる必要がなくなった
特に60代の熟年離婚の要因として多いのが、定年退職をして家にいる時間が多くなって夫の世話をする必要がなくなったからということや、子どもが独り立ちしたからということ、あとは年をとったことで世間体を気にする必要がなくなったというような夫婦でいる必要がなくなったから離婚をするというものです。
熟年離婚の場合、長年離婚したいと思っているけれども周囲の人の目を気にしていたり、子どものことを考えたりすると離婚するわけにはいかないと考えていて我慢をし続けてきたけれども、年をとったことで我慢する必要がなくなったことから窮屈な結婚生活から解放されて残りの時間は自分のためだけに使いたいと考えている人が多い傾向にあります。
しかし、お互いに熟年離婚を希望して離婚するのであればお互いのためにいい選択だったといえますが、片方が離婚を希望していなかった場合には年をとってからの孤独な時間に耐えられず、老後うつを発症してしまうという危険性もあるようです。
まとめ
夫婦が破局・離婚してしまう理由とは
珍しくない?現在の夫婦の離婚状況
産後クライシス
異性問題
夫婦でいる必要がなくなった