旦那がギャンブル依存症になっていて離婚を考えている人は、まずはギャンブル依存症を克服することを考えましょう。夫婦には相互協力義務がありますので、旦那がお金を浪費しているというだけでただちに離婚はできません。
ここでは、 ギャンブル 依存症 を 克服 するためのポイントを解説します。
ギャンブル依存症を克服するためのポイント
なぜギャンブルにハマってしまうのか
人はなぜギャンブルにハマってしまうのでしょうか?その答えは人の数だけありそうですが、まずは旦那がなぜそうなってしまっているのかを考えることが必要です。もしもあなたが過去にギャンブルにハマったことがあるなら、自分の経験が参考になるかもしれません。
タバコ依存の場合にはニコチンに依存性があるので、医学的な治療が必要になりますが、ギャンブルにはタバコにおける依存性のようなものは存在しません。基本的には気持ちの問題です。
近年ではうつ病や社会不安障害、発達障害といった病気をもっている社会人が増えています。精神病にかかっていて正常な判断能力を失っているためにギャンブルにハマっているのだとしたら、治療が必要になるでしょう。
気持ちの問題なのか、病気なのか、まずはその原因を探ってみることが必要になります。しかし、あまり踏み入りすぎるとあなたが疲れて精神病にかかってしまうかもしれません。無理はしないでおきましょう。
ギャンブル依存症は知識のなさゆえに起こるのか
高学歴の人でも、パチンコや競馬をやる人は多いです。しかし、高学歴の人は、付き合いでやっているのであり、お金を儲けるためにやっているわけではないという人が多いようです。
お金は最初から捨てたつもりでいるので、負けても大きく落ち込むこともなければ、負けたお金を取り戻そうとさらに大金を投入してしまうこともありません。
頭の良い人は、ギャンブルがどういうものなのかを知っているのでハマりません。例えば、パチンコ屋が儲かるのはなぜでしょうか?それは、負けた人がいるからです。
とあるパチンコ店に、お客さんが1万人入ったとします。そのうち8千人が負けて、総額3千万円を失いました。2千人は勝ち、総額で1千万円の利益を得ました。パチンコ店の利益は、2千万円から人件費や店舗維持費などの費用を引いた金額になります。
このように、負ける人のほうが多くなければギャンブルは成立しません。原則として負ける確率のほうが高いようになっています。そして、勝ったとしても、たくさんの敗者の上に立っているということになります。
このように、お金の流れを理解していれば、ギャンブルはただの娯楽にすぎないということがわかるでしょう。知識がないと、他者の誘惑・宣伝など、世の中の正しいとは言えない風潮などに簡単に流されてしまうので、注意が必要です。
そのほか、社会的に成功している人がギャンブルにハマらないのは、仕事が忙しいために暇がないという理由や、精神的に満たされているという理由もあるかもしれません。
ギャンブル依存症を克服する方法
ギャンブル依存症を克服するには、お金の流れを理解させ、ギャンブルは娯楽であり、勝っても社会貢献にはならないということを理解させることが有効です。
「勝っても社会貢献にはならず、自慢にはならない」、「だれも幸せにしていない」、「過去は過去、今は今なので、過去に負けたからといってこれから良いことがあるわけでもなく、勝率は変わらない」といったことに気づけば、むなしくなってギャンブルはやめるかもしれません。
最後の手段として病院へいく
ギャンブル依存症は一種の病気だという意見があります。辛いことがあって耐えられず、ギャンブルをやって気を紛らわせるしかないというような重い理由である場合には、素人ではどうしようもないでしょう。
時間がなんとかしてくれることもありますが、長引いているケースでは、精神科、心療内科などにかかって、辛くて耐えられないという気持ちをなんとかしてもらうしかありません。ギャンブルで失うお金に比べたら病院の治療費は保険がきくのでそれほどでもありません。
近年では自立支援制度のように、うつ病などの病気にかかった人のための支援制度も充実してきています。国の制度も積極的に活用してみましょう。役所の相談窓口で相談するということもおすすめできます。
まとめ
ギャンブル依存症を克服するためのポイント
なぜギャンブルにハマってしまうのか
ギャンブル依存症は知識のなさゆえに起こるのか
ギャンブル依存症を克服する方法
最後の手段として病院へいく