夫婦 生活が長いと、 喧嘩 をすることもあります。でも、その親の姿を 子供 にみせるのはとても危険。子供の精神にいろんな影響を及ぼします。
今回は、どのような影響を及ぼすのかを紹介しますので、夫婦お互いにしっかりと危険性を認識してください。
夫婦の喧嘩は絶対に子供にみせてはいけない
ストレス障害を引き起こす
両親が声を上げて喧嘩をする、どちらかが相手に暴力を振る状況は、子供に緊張感や恐怖を与えます。両親が喧嘩をしている間、小さな子供は外に出ることもできず、ただただその状況を耐えるしかありません。
大きなストレスとなり、頭痛や腹痛などの身体的症状、パニックやヒステリーなどの精神的症状、登校拒否やひきこもりなどのコミュニケーション障害などを引き起こすことがあります。
子供には夫婦喧嘩が起こる環境への耐性がないことを常に念頭に置き、親は子供に争う姿をみせてはいけません。
乱暴な言動を繰り返すようになる
両親が乱暴な言葉を使い、暴力を振るっていれば子供もまた真似をするようになります。悪いことだという認識が少ない場合と、家庭内の現状に大きなストレスを感じ、発散しようと同じ行動を取る場合があります。
次第に子供は友達から乱暴者だといわれ、コミュニティーから除外されるようになり、孤独になってしまいます。その孤独を拭うために、より一層暴力的になる子供も出てきます。両親は、自分たちの喧嘩が子供の社会生活をも脅かしているということを自覚しなければいけません。
自分で自分の存在を否定してしまう
夫婦喧嘩の原因が育児のことやお金のことであれば、子供は自分など生まれてこなければよかったと思ってしまいます。絶対に忘れてはならないのが、子供にとって両親が全てだということです。
両親の仲が良く、安定した家庭環境の中で育つ子供は自己肯定感という、自分は自分のままでいいという感覚が持てるため、例え失敗してもめげずに人生を歩む力を持っています。
自分自身を否定する子供は、世の中に自分は必要のない存在だという思いが強く、例えば受験や就職などで失敗すれば立ち直ることができず、嫌なことがあれば物事に立ち向かわずに逃げる癖がついてしまいます。
万が一、夫婦喧嘩を子供の前でしてしまった場合は子供の心のケアを一番に考える必要があります。
恋愛や結婚ができなくなる
夫婦の仲がいい家庭で育った子供は、恋愛や結婚を幸せの象徴ととらえることができます。自分にとっても自然なことと受け入れられ、同じように夫婦の仲がいい家庭を築くことができます。
一方、夫婦喧嘩の絶えない家庭で育った子供は、恋愛や結婚に消極的になれない場合があります。異性との付き合いが、負のイメージしか持てなくなっているからです。
もし結婚できたとしても、自分の両親を真似するように、パートナーを傷つける言動を繰り返してしまいます。本人は悪いことととらえておらず、不安定な結婚生活を送ることになります。
夫婦生活が長ければ、嫌なこともわかり合えないことも出てきますが、子供には結婚は幸せなことだというイメージを与えてあげることが大切です。
夫婦喧嘩になりそうになったら
例えどんなに仲の良い夫婦であっても、相手を嫌に想うこと、理解できないことはもちろんあります。ただその時に感情的にならず、言葉を選び自分の考えを伝えることができている、相手の意見に耳を貸すことができているので、大きな喧嘩に発展しません。
そして子供のへ配慮として、子供が寝ている、子供のいない時間に話し合いをします。子供の情緒が安定し健やかに育てば家庭も明るくなりますし、逆であれば両親は常に問題を抱え、家庭の雰囲気も悪くなります。
夫婦喧嘩が子供に及ぼす影響を再認識し、夫婦お互いに問題意識を持つようにします。
まとめ
夫婦の喧嘩は絶対に子供にみせてはいけない
乱暴な言動を繰り返すようになる
自分で自分の存在を否定してしまう
恋愛や結婚ができなくなる
夫婦喧嘩になりそうになったら