諸事情により前妻と離婚するという道を選び、 父子家庭 として子どもとともに暮らすことを選んだ父親の 再婚 について考えます。
自分の気持ちだけを優先するのではなく、子どものことを一番に考えた形で、誰も悲しまない幸せな再婚をするために注意すべきことを見つめていきます。
父子家庭のパパが再婚する際に気をつけたいこと
子どもは「新しいママ」を望んでいますか?
どのような理由から前妻と離婚に至ったかは、人それぞれ事情が違うことでしょう。
しかし、どんな事情があったにせよ、前妻は子どもにとってはたったひとりの「生みの親」であり、かけがえのない母親であることを忘れないようにしましょう。
その上で、子どもが父子家庭の現状をどう感じているか、じっくり時間をかけて話し合うことが最優先です。
もちろん父親であるあなたもひとりの男性ですので、恋愛をしたり、再婚を考えたりすることは充分にあり得ることです。
しかし、ひとりの男性である以前に、あなたは“父親”であることを忘れてはいけません。
一番守るべきものは、まぎれもなく子どもであり、子どもが新しいママを望まない場合は、その再婚を一度考え直すべきではないでしょうか。
ママがふたりになることをしっかり説明しましょう
再婚に向けて子どもから承諾が出たら、ママがふたりになるという事実を説明しましょう。
難しいのは子どもが幼い場合で、「生みの親」がいるのに「育ての親」が増えるという事態は、なかなかわかりにくいものです。
また、子どもが小さい場合、そもそも「再婚」というものがうまく理解できない場合も多く、承諾してもらったと父親が感じても、子どもとしてはよくわからずにOKと言っている可能性も充分にあります。
再婚することにより、前妻と子どもが会えるのかどうかも、事前にちゃんと説明しておきましょう。
特に思春期を迎える子どもにとって、新しい家族といえども家に他人がやってくることは、大きなストレスにもなりえるため細心の注意が必要です。
再婚相手との間に子どもができたら…
もし再婚相手との間に新しい命を授かった場合、前妻との間の子どもにとっては、母親の違う弟もしくは妹ができることになります。
父親としてできることは、その子どもたちに平等に愛情を注ぐことだといえるでしょう。
前妻との間の子どもと、再婚相手との間の子どもとの接し方に、差をつけるようなことは絶対にあってはなりません。
再婚相手との子どもにとって、血のつながりがあるのは現在父親であるあなただけです。父親からの愛情が減ったと感じさせるような事態は、もっとも避けなければならないでしょう。
もしも再婚相手との子どもにばかり愛情を注いでしまうような事態になってしまえば、前妻との子どもが、再婚相手やその子どもを恨むのは、仕方のないこととなってしまうでしょう。
そういった悲しい事態を避けるためにも、意識的に平等な愛情を注ぐことです。
再婚しても変わらずに子どもへの愛情を注ぐこと
再婚相手にとっては、前妻との子どもはどう接すればよいのか難しい存在であるのは当然です。
再婚時に子どもが乳児だった、などの場合は比較的容易に「新しいママ」として受け入れられやすいかもしれませんが、子どもが自我を持つ年齢であれば難しいということも理解し、父親のあなたが、しっかり前妻との子どもの味方になってあげることが重要です。
子どもというものはデリケートで、案外鋭く大人の動向を見ていたり、言動を覚えていたりするものです。
そしてどんな事情があったにせよ、大人の身勝手により、子どもは理不尽に母親から引きはがされたと感じている可能性もあります。
父親として、責任を持ってあなたが子どもを引き取ったのであれば、最後までその責任感を忘れずに子どもに愛情を注ぎましょう。
父子家庭の再婚は一筋縄ではいかないことも多いですが、慎重に話し合いを重ね、子どものケア・再婚相手のケアを行ってさえいれば、幸せをつかむことも可能となるでしょう。
まとめ
父子家庭のパパが再婚する際に気をつけたいこと
子どもは「新しいママ」を望んでいますか?
ママが2人になることをしっかり説明しましょう
再婚相手との間に子どもができたら…
再婚しても変わらずに子どもへの愛情を注ぐこと