親権取得において不利と言われる父親ですが、問題行動を起こす母親と離婚し親権を取得し、父子家庭となるケースが増えているようです。
父子家庭 の一番の 悩み はやはり「娘」との接し方といえるのではないでしょうか。そして「ギリギリまで我慢」する父親は、どうするべきかみていきましょう。
父子家庭で一番多い悩み|娘との接し方
父子家庭になる背景
国勢調査によると父子家庭世帯数は、約92,000世帯とのデータがあります。それに対して母子家庭世帯数は父子家庭の8倍、およそ736,000世帯にものぼるようです。
父子家庭世帯数は増加の傾向にあるようですが、やはり母子家庭世帯数の方が圧倒的に多いことが現実なのです。
小さな子どもがいる夫婦が離婚をした場合、ほとんどは母親が子供を引きとるケースが非常に多いといわれています。その背景には、父親は仕事をしてお金を稼ぐことにより「一家の生活を支える」風潮が一般的に浸透しているといえるでしょう。
そのため育児をする割合の多くを母親が占め、父親は育児に関わる機会が極端に少ないことは否定できません。父親が子どもを引き取ろうとした場合、仕事に追われることで育児をこなす時間がないと見られているのです。
したがって父親が親権を取得することは困難といわざるをえません。
以上の背景により、父子家庭世帯数よりも母子家庭世帯数のほうが圧倒的に多いのです。しかし一方で子どもが小さい場合でも、父親が親権を取得しているケースもあります。
ではなぜ子どもの親権取得において不利な父親が、親権を取得し父子家庭となるのか次の項でみていきます。
子どもが小さい場合でも父子家庭になる理由
理由はさまざまですが共通することは、母親に何かしらの問題行動があることです。主な理由は以下になります。
- 浮気をしたまたは繰りかえして改善の見込みがない
- 育児をしたがらない、または育児を放棄した
- 家事をまったく行わない
- ギャンブルに狂っている、ギャンブルのために借金を繰りかえす
- 子どもに対する身体的または精神的な暴力を加える
- 母親との死別
- 母親に精神疾患があり、婚姻の継続が困難または不可能
一見すると問題行動を起こす父親に多くみられがちですが、上記のような問題行動を起こす母親も少なくないのです。そして子どもが小さいにも関わらず、父親が親権を取得しているケースがあることもまた事実なのです。
収入面においては母子家庭より安定していることは否定できません。しかし一方で、非常に多くの父子家庭はさまざまな悩みを抱えています。
父子家庭の悩み
母子家庭、父子家庭に共通する悩みは「育児にさく時間がない」ことではないでしょうか。しかし父子家庭において特に悩むことは「娘との接し方」です。具体的には以下の3つです。
生理
娘が小さいときはそれほど問題ではありません。問題なのは娘が成長したときといえるでしょう。女性は成長すると「生理」が始まります。父親は娘の性と向き合うことは避けて通ることはできません。
しかし娘、父親ともに非常にデリケートな問題であることはいうまでもなく、父親としては辛い思いをすることでしょう。
ですが娘も同じく辛い思いをするのです。「生理用品をどうやって用意すればよいのか」「どう使えばよいのか」生理になったばかりのころは理解することは困難といえます。
しかし誰かが教えてあげなければならず、そこはやはり父親が教えるべきといえるのではないでしょうか。性別以前に「親」なのです。
家事・育児を娘に頼る
娘に家事や育児を頼ってしまうことです。生活をしていくためには父親が仕事をしてお金を稼がなければならない現実があります。ですが一方で娘は「母親代わり」を望んでいないことも現実なのです。
インターネット上では父子家庭の娘が、家事や育児に関する悩みを書き込んでいます。そこには家事や育児をしている所を周りに「知られたくない」「見られたくない」との書き込みが非常に多いのです。
お弁当、食事
仕事に追われていることが多い父親は、お弁当や食事を手作りするには困難な状況にあります。そのためスーパーやコンビニに頼ることが多いのです。しかし娘からは「愛情を感じない」「はずかしい」などの厳しい意見があります。
ぎりぎりまで悩まないこと
男性は悩みがあってもなかなかそれを話すことはしないようです。しかしギリギリまで我慢をしてしまうことで、痛ましい事件が起きている現実もあります。
見栄やプライドよりも大切なことは、潰れてしまう前にまずは身近な人に相談して話を聞いてもらうことではないでしょうか。話を聞いてもらうだけでも精神的に救われるはずです。
父子家庭の悩みを乗り切るには、相談できる相手を見つけることといえるのかもしれません。
まとめ
父子家庭で一番多い悩み|娘との接し方
父子家庭になる背景
子どもが小さい場合でも父子家庭になる理由
父子家庭の悩み
ぎりぎりまで悩まないこと