単に同居といっても二世帯住宅のような完全に住空間が分かれた同居スタイルも増えている時代ですが台所、風呂、トイレは1つしかないといったような、昔ながらの完全 同居 の場合、 生活費 はどう分担していけばよいのでしょう。
お金のことになると、はっきりとは言いづらいといった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
同居のスタイルと生活費
完全同居型の生活費
結婚前に同居が決まっている人は、生活費についてしっかり話し合うべきではないです。お給料は年齢に比例すると言われていた時代は終わりました。
年齢は重ねても納得のいくお給料を得ることが難しくなった今の時代、若夫婦がすべて生活費をまかなうというのは、少々きつい話しでしょう。舅、姑を養うのに精一杯で、子供をもつことが考えられなくなってしまっては大変です。
舅、姑に甘えてばかりで、生活費はすべてまかなってもらい、若夫婦は貯金や旅行、買い物だけにお金を使うといったこともあまり感心できません。舅、姑はいつまでも健在ではないのですから将来に備え、甘えてばかりいないで、若夫婦は自立心を養っておくのも大切なことです。
完全同居をする場合、最初の話し合いを避けてはいけません。若い人が年長者を養っていくのが当然という考えの親だったらどうしますか?
または、同居すれば親に頼ることができ、お金の心配もいらないと若夫婦が考えていたら…お互いの考えていることを理解したうえで、同居をはじめて下さい。
二世帯住宅型の同居と生活費
最近では玄関も別になった二世帯住宅が多くみられるようになりました。こういった住宅の場合、電気、水道、ガスのメーターが2つずつ設置されていて、親と若夫婦がそれぞれ自分達の使った分だけを支払うという形態をとっている家族も増えています。
1階と2階が家の中の階段でつながってはいるものの、食事も別々にして食費は親も若夫婦も自分達の分だけですむといった気楽な同居も存在します。
経済事情と同居の生活費
同居する息子、娘夫婦にも収入があり親も現役で働いているなら、完全同居でも二世帯住宅型の同居でも問題はないでしょう。
昨今、年金の受給年齢引き上げの話しも出る世の中です。親が定年退職をむかえる頃すぐに年金を受給することができなくなっていたら、年金受給が可能な年齢に達するまでの生活費を考える必要があるでしょう。
今の世の中、十分な貯えのある親ばかりではありません。また若い人達の中にも自転車操業のような生活を送っている人も多い世の中です。
ただ一つの救いは核家族だったら若夫婦に小さい子供がいた場合共働きというのは、なかなか難しい面もありますが同居であれば親に子供をみてもらい働きに出ることも可能でしょう。
同居の前には、経済面において最悪の場合を想定して、同居する1人ひとりの意思確認もしましょう。中には、まれですが孫の面倒をみるなんてとんでもない。習い事や好きな事をしていたい。というような祖父母も現実にいるのです。
同居する皆が一致団結し協力しあえるか否かが大事なポイントです。
同居の生活費相場
親の家での完全同居の場合、若夫婦が月に5万円~9万円を親に渡し、ボーナス時にはプラスアルファー気持ち程度の額を上乗せしているといった統計が出ています。息子、娘夫婦が建てた家に同居する場合は、息子、娘夫婦に生活費を渡すというかたちをとっている家族もあります。
完全同居の場合、生活費というのは大きな問題です。夫婦喧嘩のもとにもなるでしょう。決して曖昧にせず同居をはじめる前に決めごとをしっかりとしてください。お金のことがきっかけで夫、妻のどちらかが家を出るといったことにもなりかねません。
実際生活費をめぐるトラブルで離婚をした人もいるのです。お互いが納得いくまでしっかりと生活費についての決めごとはしておきましょう。
まとめ
同居のスタイルと生活費
完全同居型と生活費
二世帯住宅型の同居と生活費
経済事情と同居の生活費
同居の生活費相場