夫に選んだ相手が長男だった場合、両親との同居が結婚の条件になることがあります。長男なくても、家柄があったり夫が家業を継ぐ立場であったり、老後介護のために夫の両親と 同居 を求められることがあります。
結婚前によくよく考えなければ、離婚問題に発展する、もし同居を 解消 できても義両親とのわだかまりができてしまうので注意が必要です。
離婚するくらいなら夫の両親と同居を解消しよう
同居のストレス、子育てに口出しをされる
義理の両親と同居するメリットは、子育てを手伝ってもらえることです。子どもを出産した後、共働きを考えている夫婦は、無料の預け先として精神的、経済的負担は大幅に軽減されると思われがちです。妻が同居を承諾する理由のひとつでもあります。
しかし、両親は両親でも義理の両親だということを妻は忘れてはいけません。大変な思いをして生んだ我が子、第一子の子育ては力が入りがちで、産後ホルモンバランスの変化により情緒不安定になりやすくなります。
義理の両親、特に姑との衛生面や食事の価値観が違うと、毎日のことなので大きなストレスとなります。子育ての価値観を押し付けてくる義両親だと、摩擦も生じてしまいます。
結婚前に相手が義両親の人柄、自分たちの価値観を押し付けてくるかどうかはきちんと見極め、不安に感じたら同居は承諾しないことです。
くつろげない!遊べない!
新居を構えて両親と同居を開始するよりも、両親の家に住まわせてもらう夫婦がおおいのですが、妻としては赤の他人なので、特に同居開始直後は気の休まらない日々が続きます。昼間からゴロゴロしたり、洗濯物や食器洗いを溜めることもできません。
そのうえ、自分の友達を家に招くことも難しくなります。近所や子どもの親との付き合いが始まり、人の家に招いてもらってばかりいては付き合いそのものを遠慮するようになります。
そして、家を空けて外出すると、それが全て義理の両親に把握されることになります。詮索されたり、あるいは自分たちの嫁が外出することを好まない場合は注意を受けることになります。とにかく窮屈に感じますし、家族以外でコミュニティーを広げることが難しくなるのでストレスにもなります。
妻が几帳面で昼間にくつろぐことや家事を溜めることをしない、交友関係を広く持つことが元々苦手な人でない限り、義理の両親がたとえ寛容であっても、ストレスを全く感じないことは無理なことなのです。
お金のトラブルを覚悟しておいて
義理の両親と同居する場合は、お金の問題も考えなければなりません。家賃をどのくらい支払うのか、光熱費や食費の分担はどうするのか、などがあります。
夫が家業や家を継ぐために同居する場合は家賃を支払わなくても良いことも多いのですが、中には息子夫婦との同居の理由が、金銭的援助を求めている親もいます。
その上両親が老いて仕事ができなくなったり、けがをして経済的に苦しくなった場合は、家賃や生活費を同居開始後よりも多く支払うよう言われることもあります。同居開始する時は相当の覚悟と、将来のことを考えておかなければなりません。
同居の開始も準備が必要
同居の解消は、特に何か申請が必要なわけではないので誰かが思い立ち、同居している人たちが納得すれば家を出ていくことができます。
例えば妻が同居解消を求めている場合、同じように義両親が考えてくれていたらスムーズなのですが、義両親の反対にあうと、同居解消して家を出られたとしても続く親戚付き合いが気まずくはなります。
それでも毎日顔をあわせていたのが、年に数回で済むようになるので大分ストレスは軽減されます。ただし同居を解消するためには、新居を設けるための資金を準備しておかなければなりません。
義理の両親との同居に対するストレスは、徐々に積もる場合とある日急に訪れる場合があります。どんなに良好な同居生活を送っていても、万が一のことを考えてお金の準備はしておきます。
まとめ
離婚するくらいなら夫の両親と同居を解消しよう
同居のストレス、子育てに口出しをされる
くつろげない!遊べない!
お金のトラブルを覚悟しておいて
同居の開始も準備が必要