最近よく聞かれるようになった毒親ですが、行動の特徴として子どもへの精神的、肉体的暴力や育児放棄、過度な干渉があげられます。毒親に育てられた子どもは成人後も対人関係に問題を抱え、結婚しても離婚する可能性が高くなります。
では、離婚の原因ともなる 毒親とは どのような親なのでしょうか。
離婚の原因にもなる毒親とは
子どもの人生に悪影響を与える毒親
毒親の特徴はさまざまですが、子どもに暴力をふるう、育児放棄をする、性的虐待をするなどの行為を含め、子どもの人生に悪影響を及ぼす親を毒親と呼びます。しつけと称して子どもに不安や恐怖を与え威圧する行為は見直すべきだという専門家もいます。
親が子どもに対して産んであげたなどの発言や、育てていくのにどれほどの費用が掛かるかなどを恩着せがましく子どもに言い聞かせることは、無意識のうちに精神的な虐待をしている可能性も出てきます。
当てはまったら毒親の可能性あり
子どもに暴力をふるったり育児放棄や性的虐待をしていれば、みるからに毒親だとわかりますが、親は虐待を意識していなくても、発する言葉によって子どもが追い詰められている、精神的な虐待を受けている場合は親が自覚することも、周囲が気付いてあげることも難しくなります。
生活や育児に不安がある、心身の病気を患っている、母子、あるいは父子家庭で家庭環境が不安定、このような状況のもとで人は、毒親になりやすい傾向にあります。心の中に抱える不安や不満を、自分よりも立場の弱い子どもにぶつけてしまうのです。
毒親は自分を神様だと思う
心に問題を抱えている毒親は、自身の利益や都合を最優先に考えるので、我が子を自分の所有物のように扱います。親である自分が絶対で、子どもはそれに服従しなければならないと勝手に思い込み、成人して自立しようとすれば妨害する親もいます。
子どもに自分がどれほど優れているかを説き伏せることで心を満たしている状態なので、子どもが自分より幸せになることが耐えられません。
このように威圧的な毒親もいれば、子どもの全てに過干渉で交友関係を詮索したり、子どもの意思を尊重することなく将来の進路を決めてしまう親、俗にいう過保護な親もいます。
子どもが自分の思いどおりの人生を歩まないことで自分の元から離れていき、孤独になるのではないかという不安から子どもが自分と違う意思を持つことが耐えられません。
混乱させられる子どもたち
子どもに対して権利をふるう毒親は心が満たされるかもしれませんが、その子どもたちの精神には大きな悪影響を及ぼすことになります。
毒親は自分の感情であったり、理不尽な規則のもと子どもをコントロールしているので、子どもは何故怒られるのか、何が悪いのかがわからず混乱することが多くなります。その上、愛されているという実感がないため反抗したり、悲しんだりすることをためらってしまいます。
毒親に育てられた配偶者との結婚は注意が必要
社会人生活も対人関係も問題ないようにみえる人でも、実は毒親の元で育っていることがあります。毒親に育てられた配偶者との生活には、それなりの覚悟が必要です。
まず、毒親が自分たち夫婦の生活に割り入ってくることがあります。介護の問題や日常生活に関しても口を出してきます。そして配偶者の人格も歪められている可能性があります。
ある日急に暴力をふるいだす、暴言を吐くようになる、仕事のことで病んで精神病を患う、このような可能性があると考え、結婚には慎重になるべきです。
まとめ
離婚の原因にもなる毒親とは
子どもの人生に悪影響を与える毒親
当てはまったら毒親の可能性あり
毒親は自分を神様だと思う
混乱させられる子どもたち
毒親に育てられた配偶者との結婚は注意が必要