毒親のもとに生まれてしまった子供は、毒親の特徴を引き継いだまま結婚をして自分の子供に毒を吐いて蝕んでしまう。そういった悪循環が後を絶ちません。
また、自分の子供だけではなく周りも巻き込む場合も少なくありません。そこで、子供をダメにする 毒親 の 特徴 を紹介します。
毒親が子供をダメにする。毒親の特徴とは?
子供に対して過干渉、過保護
子供を溺愛するあまり過干渉や過保護になっているわけではありません。子供が自立することに対して過度に恐れています。つまり、毒親が子供に依存しているのです。
毒親自身は「子供のため」と善意を押し付けますが、善意が子供を苦しめてダメにしていることから目をそむけます。理由は、子供のためではなく、自分自身のためにしているからに他なりません。
毒親自身が精神的に自立できていないため、自分の子供が自立することによって見捨てられる不安で耐えられません。そのため、自立しようとする子供に対して嫉妬し、全力で妨害します。
妨害を受け続けた子供が成長して結婚、子供が生まれます。やがて自分の親が毒親であったことに気づき、反面教師として子供に接しますが、実は「本人も過干渉する毒親でした。」そういった悪循環に陥ります。
価値観を押し付ける
毒親は、一般の親とは違って普通ではないことは言うまでもありませんが、当然ながら価値観も普通ではありません。
しかし毒親は、「自分がいつも正しい」と根拠のない自信を持ち、それを自分の子供に対して一方的に押し付ける特徴があります。その上、違う価値観や新しい価値観を一切認めず、受け入れることはありません。
そのため子供は、さまざまな可能性を秘めているのにもかかわらず全て潰されてしまい、夢や希望を持つことをあきらめてしまいます。
やがて子供は、自分で考え決めることに対して罪悪感を覚え、考え決める意欲がなくなります。最終的には、「毒親の価値観が全てである」と誤った思考に陥ってしまうのです。
結果のみで判断する
子供が努力をした過程には興味を示さず、結果だけで評価をくだしてしまう。毒親によくある特徴の一つです。
結果が大事であるのはもちろんのことですが、子供は結果よりも努力をほめてあげることで親の愛情を感じ、成長するものです。
結果だけで評価をされることが続くと子供は、「結果を出さない自分は価値がない」と思うようになってしまいます。やがて、完璧主義で必要以上に自分を追い込む性格になり、子供の将来をダメにすることが少なくありません。
恩着せがましい言葉を言う
「誰が産んでやったと思っている」「誰のお陰で生活できると思っている」。都合が悪くなった毒親が自信のなさから必ず使う常套句の一例です。
子供にとって否定しようのない事実ですが、たとえ理不尽な状況であってもこの言葉を言われたら、子供は言い返すことができません。
しかし、この言葉がひんぱんに出ているようであれば、両毒親の仲が非常に冷めている可能性が高いつまり、毒親同士の勝手な都合であって子供は勝手に巻き込まれたことになります。
ですが、小さい子供であれば精神的、経済的に自立することはほぼ不可能ですから、毒親にしがみつくしか方法はありません。
少しずつ成長するにしたがい子供は、「こんな親にしがみつくしかない自分が情けなくて価値がない」と思うようになってしまいます。
その時の気分で態度が変わる
気分によって態度が変わってしまうのは誰にでもありますが、毒親の場合は非常に極端です。笑顔を見せていたかと思えば、突然怒り出して怒鳴りつけるなど、一貫性がないことが特徴です。
それが続くと子供は、毒親が何を考えているのかわからなくなり、「いつ怒られるのか」と常に緊張した状態で毒親の顔色を伺うようになります。そして、毒親だけではなく、周りの人を信用することに恐怖を感じて、心を閉ざすようになってしまうのです。
まとめ
毒親が子供をダメにする。毒親の特徴とは?
子供に対して過干渉、過保護
価値観を押し付ける
結果のみで判断する
恩着せがましい言葉を言う
その時の気分で態度が変わる