大人になってからも「毒親」の存在に苦しむ方も多いようです。そして「自分の人生を歩みたい」と切実に悩む方も少なくありません。
そういった方はまず、 毒親 の特徴をよく理解したうえで対処法をおこないましょう。今回は、特徴とあわせて有効な 対処法 を説明していきます。
毒親に耐えられない場合にするべき対処法とは
- 目次 -
毒親の特徴
毒親への対処法を知る前にまずは、毒親の特徴を理解することが前提です。毒親の特徴は主に以下の10つになります。チェックリストとしても活用が可能であり、1つでもあてはまったら自分の親はまぎれもない「毒親」と判断してもよいでしょう。
- 親としての義務を果たさない
- 子どもをコントロールしようとする
- 子どもに過干渉
- 親であることを強調し、偉そうにふるまう
- 子どもよりも自分自身の都合や利益を最優先する
- 子どもに対し肉体的、精神的な虐待をおこなう
- 犯罪行為を自慢する
- 子どもの人権やプライバシーを無視
- 価値観を押し付ける
- 子どもが幸せになることを阻止する
以上の10つをみると、毒親には3タイプあることがみえてきます。
まず1つめは子どもを「否定」するタイプです。文字通り子どもを否定する毒親です。子どもに対して「生まなければよかった」「本当はお前なんかいらなかった」など、耳をうたがう暴言を吐きます。
この否定は、子どもが成人してからも続くケースが少なくありません。特に言い合いになった場合に、上記の暴言を吐く傾向が強いようです。
また子どもが何かに挑戦しようとした場合、「お前には無理」と切り捨て、できない点ばかりあげ子どもの意欲を損なわせるように仕向ける傾向があります。毒親はネガテイブ思考が非常に強いため、子どもに後押しするような言葉をかけることはありません。
2つめは「放置」するタイプです。主に幼少期の子どもに対してあてはまります。このタイプの毒親は幼少期の子どもに対して、「甘えてきても抱かない」「泣いていても無視」など、スキンシップを放棄していることが特徴です。
最後は「否定」と「放置」2つをあわせ持っているタイプの毒親です。いうまでもなく3つのタイプの中で最もタチの悪いタイプといえるでしょう。
子どもに対してまともなスキンシップをしないうえに、口を開いたかと思えば子どもを否定する言葉をぶつける特徴があります。
毒親の特徴を説明しましたが、当然ながら上記の特徴は子どもに計り知れない悪影響をおよぼします。そして成人になってから自分の親が「毒親」であることに気づき、親から「離れたい」と考えている方も多いようです。
毒親への対処法
毒親の支配は、自分が成人になってからも継続する場合が多いのです。中には「自分の人生を歩みたい」「自分に正直に生きたい」と考えている方も多いことでしょう。
そのためには毒親への対処法をおこなう必要があることは言うまでもありません。その対処法は以下の2つです。
今後は一切、毒親に期待をしない
小さい頃に自分にした数々の行いを「今なら謝ってくれるかもしれない」と期待してしまうことは否定できません。しかし残念ながら、その期待は簡単に裏切られます。
「昔のことはおぼえていない」「今さら昔のことをむし返すな」など、まるで相手にしない毒親が多いのです。期待を裏切られた方はなおさら傷つき、苦しむことになります。
そしてこの先いくら期待をしても、毒親が応えてくれる可能性は低いと考えるべきでしょう。ですから対処法としては「今後一切、毒親に期待をしない」ことといえます。
かかわらない
出来るかぎり毒親とは「かかわらない」「同じ空間にいることを避けること」です。毒親と同居をしているのでしたら、家を出ましょう。今後一切かかわらないと決めているのでしたら、毒親に電話番号や住所を教えないことが望ましいです。
中には事情があって毒親と一緒に生活をしなくてはならず、家を出ることができないという方もいるかもしれません。その場合は「家は寝るだけの場所」と割り切ることです。
それ以外の時間はできるだけ毒親と接することは避け、可能でしたら寝る時間以外は外で過ごしましょう。知人、友人を頼ることも一つの方法です。
毒親とは「接しない」
毒親への対処法を説明しましたが、最も有効であるのは「接しない」ことといえます。ですが「育ててもらったから」「優しいところもあった」など、罪悪感を覚える方も多いことでしょう。
しかし毒親の存在を感じている限り、安心した生活はほぼ不可能といっても過言ではないのです。
今の状況をどうにかしたいと強く思っているのでしたら、「期待しない」「かかわらない」そして「接しない」これ以外に対処法はないのです。
まとめ
毒親に耐えられない場合にするべき対処法とは
毒親の特徴
毒親への対処法
毒親とは「接しない」