子どもが成人し自立した後でも子どもに依存し、過干渉な親は毒親とも呼ばれます。もし結婚した配偶者の親が毒親だった場合、良好な関係を築くのが難しいこともあります。配偶者と 毒親 が原因で離婚しないでいいように、 対処 の仕方を紹介します。
配偶者の親が毒親だった時の対処法
毒親の義両親とは離れて暮らす
毒親は、我が子を支配してきているので、当然そのパートナーにも同じことを要求してきます。自分の気に入らない行動や発言があれば、それまでの優しい態度は一変し、暴言や人格否定の言葉を投げかけるようになります。義両親とはできるだけ遠く離れて暮らすことが重要です。
家が近ければ顔を合わせる機会が増え、意見されることも多くなります。毒親は自分が絶対に正しいという価値観を持っているので、反論されることを極度に嫌います。配偶者が自身の親を毒親だと認識していない場合もあります。
また、毒親は表面上人付き合いも上手なので、一見したら普通の人となんら違いはありません。なので、結婚する際には自分の配偶者の親が毒親の可能性があると考え、同居はもちろん、近くに住むことは避ける必要があります。
どうしても同居が必要な場合でも、義両親と長く付き合ってみてから、様子をみてからにします。
夫婦の問題に過干渉なら毒親の可能性が高い
結婚する、出産をする、マイホームを建てる。こういった時にはまとまったお金が必要になってきます。実家の両親や義理の両親が金銭を援助してくれるケースは少なくありません。まだ若い夫婦にしたら、軍資金が増えることは嬉しい限りです。しかし、この時は慎重に物事を進めるべきです。
義両親が毒親の場合、資金を援助した代わりにあれこれ口を出してくることがあります。出産であれば子どもの名前を付けたい、マイホームであれば自分たちの家の近くにするべきだ、などです。
夫婦が納得できる範囲であれば構いませんが、不安に感じること、例えば老後の介護は必ずしなければならない、などであれば援助を断った方が良い場合もあります。
配偶者の親が毒親だと早い段階で気が付けられれば、先ほど述べたようにできる限り義両親の実家から離れて暮らし、お金のことは自分たちで全てしてしまうのが得策です。
毒親の中には、資金の援助をしていなくても口だけは挟む人たちもいるので、近くに住んでいれば何の役にも立たないのにうっとうしい思いしかしません。
最悪の場合絶縁する覚悟を持つこと
毒親に干渉されないようにできなかった場合、精神的に追い詰められていくことがあります。心が病んでしまう前に、配偶者に毒親と絶縁するよう要求します。
しかし、配偶者が自分の親を毒親と認識していない場合は状況が改善される見込みは非常に薄くなります。それどころか、自分の親を否定されたと憤慨し、夫婦関係にひびが入る可能性も出てきます。最悪の場合は、離婚をする覚悟を持っておく必要があります。
しかし、毒親に育てられた配偶者もまた心に何らかの不安要素を抱えていることが多く、夫婦の間に子ができたなら、その子の毒親になる可能性を秘めています。愛しい我が子を毒親の第2の被害者にしないためにも、離婚という選択肢は正しい場合もあります。
結婚には準備期間が必要
出会ってから結婚までの期間が短い夫婦もいますが、毒親の問題からすると、パートナーと結婚するかどうか、できるだけ長い期間考え、相手と向き合う必要があります。
毒親も、そしてその親の元で育ったパートナーも、対人関係や日常生活は周囲の人間と特別なにか変ったところがある訳ではないので、気が付けないことが多いのです。
ですが、相手に対して意見したり、反論した時に怒ってみせたり、暴言を吐くなど異様な行動がみられた時は、一旦結婚を保留にして様子をみる必要があります。毒親かもしれない、その不安が拭いきれない時には、縁がなかったのだと破談にした方が後の人生を楽しむことができるはずです。
まとめ
配偶者の親が毒親だった時の対処法
毒親の義両親とは離れて暮らす
夫婦の問題に過干渉なら毒親の可能性が高い
最悪の場合絶縁する覚悟を持つこと
結婚には準備期間が必要