離婚により、シングルマザーとして第2の人生を歩む方が増えているようです。しかし一方で、経済的に余裕がない場合が多い母子家庭。シングルマザーとして生きていくために重要なことは、生活費、貯蓄をうまくするための節約法です。
そこで今回は、 母子家庭 の 生活費 の平均と有効な節約法についてみていきます。
母子家庭の生活費はいくら?節約法を知ろう
母子家庭の収入と現状
標準家庭(両親がいる家庭)の平均月収452,098円に対して母子家庭の平均月収は、217,676円です。217,676円は社会保障給付金も含まれています。このように母子家庭の収入は標準家庭の半分以下となっており、きびしい経済状況といわざるをえません。
元父親からの養育費がもらえない母子家庭のばあい、さらにきびしい経済状況に追い込まれているようです。
母子家庭の生活費の平均額
※補足:生活費の平均については、子供が2人いることを想定としています。
標準世帯の平均額311,506円に対して母子家庭は、191,309円となっています。さらに母子家庭では、食費、水道光熱費、住居費の割合が標準世帯を上回っているようです。つまり、収支バランスがとれていない状態です。
そのために余裕がなく、子供の病気や進学等の急な出費に対応することがむずかしいと言わざるをえません。
さまざまな節約法|就学援助制度
母子家庭の子供が義務教育のばあいは、「就学援助制度」を活用するべきでしょう。通学費や学用品費、他にも修学旅行費、制服費、給食費を援助してくれる制度です。
母子家庭のシングルマザーの中には、「就学援助制度」の存在をしらない方も少なくありません。そのため、子供に修学旅行にいかせてあげる費用を用意できずに、断念せざるをえなかったケースもあるようです。
子供が高校生の場合「高等学校等就学制度」があります。年収250万円未満、市町村民税所得割が0円の母子家庭であれば、申請を行うことができます。
そのばあい、公立高等学校は11万8800円、私立にいたっては29万7000円を上限とした授業料が、国によって免除されるのです。
ほかにも、水道料金の減免や保育料の免除や減額があり、現在はインターネットで検索をすることで多くの知識をえることができます。ばあいによっては市役所に相談するべきです。
その他節約法
クレジットカードを使う際は、1枚に絞りポイントをためることです公共料金はクレジット払いで対応し、効率よくポイントをためることができるでしょう。
新規でカードを発行後、期間内にカードで買い物をすることで5000円相当のポイントが発行されるところもあります。
外出時や使わないときにコンセントを抜くだけで、待機電力の節約をすることが可能です。「ちりも積もれば山になる」。上であげた節約法によってえられる金額も決して見過ごせません。
「お金がないならあたまを使え」。過激な言葉ではあります。しかしこの言葉は、現代の情報があふれている社会において、厳しくも非常に的をえている言葉といえるのではないでしょうか。
今後シングルマザーに求められること
母子家庭における多くのシングルマザーは、経済的余裕がないことが現状です。しかし同時に国からの支援や免除、減額やさまざまな節約法があることも事実でもあります。
今ではインターネット検索や書籍を読む、または市役所にいくことで、誰でも情報をあつめることも知識を深めることも可能になりました。
このように母子家庭のシングルマザーは、「情報リテラシー」を求められる時代になりました。ですから今後、シングルマザーの「情報リテラシー」の格差によって、生活の質に大きく直結する時がやってくるといえるのではないでしょうか。
まとめ
母子家庭の生活費はいくら?節約法を知ろう
母子家庭の収入と現状
母子家庭の生活費の平均額
さまざまな節約法|就学援助制度
その他節約法
今後シングルマザーに求められること