「母子家庭が抱えやすい子供の問題とは(前編)」では、母子家庭が抱える貧困問題についてご説明いたしました。後編では、 母子家庭 の貧困がまねくいじめ問題についてご説明いたします。
仕事が忙しくどうしても顔を合わせる機会がないというのであれば、 子供 と交換日記をしコミュニケーションをとることもひとつの方法です。
母子家庭が抱えやすい子供の問題とは(後編)
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貧困が原因でいじめにあってしまう
先ほどの母子家庭の貧困問題にもつながってくる話ですが、子どもは無邪気な生き物であると同時に恐ろしいほど純粋で素直ですので周りと少しでも雰囲気の違うものがあれば、その存在には敏感に反応してしまう部分もあります。
母子家庭の貧困問題を抱えている子どもはどうしても周りの子どもと比べて持ち物が貧相であったり、服装が貧相になってしまうこともあります。それを見つけて最初はちょっと面白がって貧乏であることをからかってしまうのですが、それがエスカレートしていくといじめにあってしまうこともあります。
近年の子どもはいじめの内容も過激になっている傾向にあり、以前よりも幼い子どもの自殺が多くなっているのも、いじめの過激化が原因であるともいえます。
母子家庭だと、子どもと接する時間が一般的な家庭よりも少なくなってしまうので、なかなか子どもの異変に気が付きにくいことも多く、いじめの発見に至らないまま事態は深刻化してしまうこともあります。
対策
貧困問題については、自治体で受けられる支援策はないか探すということやできるだけ母子家庭でも働きやすい職場を見つけられるように努力するということしかできませんが、そのほかの問題は、子どもとのコミュニケーションの時間を長くすることで改善することが可能です。
忙しくて時間がないというのはよくわかりますが、離婚は親同士の勝手な都合で決めたことであり、子どもには非がないことです。
離婚してしまった以上子どもに我慢させてしまう場面が多くなってしまうことは避けられませんが、できるだけ子どもへの精神的負担を減らす努力をするのが母親としての務めです。
どうしても顔を合わせる機会がないというのであれば、親子で交換日記をするということでもコミュニケーションをとることができます。ぜひ、コミュニケーションを大切にしてください。
まとめ
母子家庭が抱えやすい子供の問題とは(後編)
貧困が原因でいじめにあってしまう
対策