女性の社会進出が目覚ましい昨今、結婚後のライフスタイルも多様化しています。お互いの都合で別居婚を考える家庭もあります。子供がいた場合、どちらの家庭でどのような子育ての環境を作るかなど、取り決めなければならないルールもあります。
別居婚 を選択したときの 子供 に与える影響のメリット・デメリットをまとめました。
別居婚は子供のためになる?ならない?
別居婚をする理由
別居婚に至る夫側の理由としては、赴任先が危険地域などで妻と子供を連れていくことができない。転勤が多い職種のため子供の学校をその都度転校させてたくないといったものが多いようです。
最近では、女性の社会進出で仕事に大きな責任や役割を担うこともあり、妻の側でも、容易に仕事を辞めることができず、別居婚に至る場合があります。
また、高齢化社会を迎え、介護の必要となった親をみるために、余儀なく別居婚をする熟年夫婦も増加傾向にありようです。
別居婚の利点は?
夫が単身赴任などで、子供とだけの生活は、夫に気兼ねすることがないため、そういった意味でのストレスフリーの生活を送ることができるといえます。
特に毎日の食事の用意などは、夫の帰宅時間や酒のつまみなど、考える事がないためかなり楽になるといえます。
女性が仕事を続けるための別居婚では、母親が社会で生き生きと頑張る姿を子供が目の当たりにすることができるため、子供にも良い影響を与えられるともいえます。
毎日顔を合わせない分、相手に対する思いやりなど、気持ちに余裕が持てる分、子供の前で些細なことでの夫婦喧嘩も少なく済み、子供には仲の良い両親の姿を見せることも、同居している夫婦よりはたやすいようです。
別居婚の難点は?
子供は父親も、母親も大好きです。特に幼いほど両親を求める気持ちは大きいはずですから、片親しかいない生活に寂しさを感じている可能性があります。
また、離れて暮らすことでの気持ちのすれ違い、双方での浮気などの心配があります。離れて暮らしてはいても、会わないわけにはいきません。子供がいる場合などは、むしろ、両親が一緒に過ごすための時間を取るなどの配慮が必要となります。
二重生活をしているわけですから、日常にかかる生活費が2倍かかっているところへ加え、会いに行くための交通費など、一緒に過ごすための出費もかさみます。
夫婦共稼ぎならともかく、主婦に子供といった別居家庭の場合、夫の収入1つでそれらを養うことは並大抵のことではありません。
子育ても、本来であるならば、夫婦で助け合ってするものですが、どうしても片方に偏りがちになってしまうため、負担の大きさから体調を崩してしまうなどのデメリットも生じやすくなります。
別居婚は避けるべき?
結婚しているから、同居にこだわる時代ではなくなりました。お互いの仕事を尊重して、お互いの気持ちを理解しての別居婚であるならば、無理をして同居にこだわりギスギスした夫婦関係のもとで育つより、子供は健やかに育ちます。
子供の転校を配慮しての単身赴任、別居婚である場合も、子供に愛情があるための選択といえます。ただし、離れて暮らしている分、子供が両親と過ごせる時間の確保、夫婦が別居婚をしたことで気持ちが離れることがないようにするための努力などは必要です。
別居婚が結婚生活として存在していくのか、離婚に至るためのプロセスなのかは、夫婦の話し合いにかかってきます。子供のためになる別居婚なのか、ならない別居婚なのかは、夫婦の方向性といえるでしょう。
まとめ
別居婚は子供のためになる?ならない?
別居婚をする理由
別居婚の利点は?
別居婚の難点は?
別居婚は避けるべき?