離婚を考えている夫婦が、離婚前の段階として別居を選択することはよくある話です。離婚をする意志が固い場合は、その 別居から離婚 へと、確実にこぎつけることに集中しましょう。
いろいろな誘惑がある可能性もありますが、一度決めた離婚への思いを曲げずに、着実に進んでいくべきです。
別居から離婚まで確実にこぎつける方法と意志のあり方
別居をしたことによる自分の状態を客観的に見ましょう
結婚生活を終わらせたいと強く願い、別居にこぎつけるまでには、相当の気力や体力の消耗があったのではないでしょうか。
別居当初は、疲労感や喪失感などさまざまな感情が入り混じり、すっかり消耗してしまったような感覚に陥るかもしれません。
しかし、少し落ち着いた頃合いに、客観的に自分を見てみてはいかがでしょうか。結婚生活を送っていたときと比べて、自分はどんな状態になっているでしょうか。
もしも別居を後悔している、寂しくてたまらないなどの状況になっている場合は、まだ離婚に踏み切るときではない可能性があります。
しかし、あなたと配偶者が互いに依存し合っている状況で、「自分がいないと相手が困ってしまう。帰らなければならない」などという思考になっている場合は、必ずしも戻ることが得策とは言えません。
本当に心も体も健康な状態で一緒にい続けることができるふたりであるかを、ひとりの時間を有効に活用しながら、じっくり考えてみましょう。
離婚したいかしたくないかを自分に再確認
冷静に状況を分析できたら、改めて、本当に自分が離婚をしたいのかしたくないのかを考えます。
案外、別居した当初は頭に血がのぼっていただけで、落ち着けばたいした理由ではなかったということもあるかもしれません。
落ち着いてもやはり離婚をしたいという意志が変わらないのであれば、その気持ちに忠実に、離婚に向けて準備を進めていきましょう。
離婚をして自分は生計を立てていけるのか、子どもがいる場合は、住む場所が変わることによってどの程度の支障があるかなど、自分のこともまわりのことも含めて、現実と向き合うことが大切です。
別居後に配偶者の態度が変わった場合
別居を開始してから、配偶者の態度はどうなったでしょうか。
帰ってきてほしいと懇願する、怒りをぶつけてくる、一切の反応がないなど、その反応はおそらく、相手によってさまざまな部分です。
正解という形はないため、あなたがその態度を見てどう感じるか、素直に考えましょう。
懇願されて心が揺らいだのであれば、戻るという選択もあるでしょう。
怒りをぶつけられて恐怖を感じたり、一切の反応がなく孤独が募ったりしたのであれば、すぐにでも離婚の話をしたい気分になることもあるでしょう。
その態度があなたの心をどう動かしたか、あくまでも客観的に、冷静に見届けることです。
離婚の決意が固まっている場合はぶれない意志を持ちましょう
別居から離婚まで、すんなりと進む場合もあれば、何年もかかって揉めてしまうというパターンもあります。
場合によっては離婚調停にもつれこむなど、精神安定上はよくない展開が待ち受けているかもしれません。
いずれにせよ、離婚をするという強い意志があれば、ゴールはそこだと決まっています。
いかなる状況にも屈さず、必要であれば弁護士などプロの機関を通し、確実に離婚を成立させることにのみ神経を集中させましょう。
疲れてしまったから、やはり離婚はやめよう…と妥協してしまうことが最も避けたい事態です。
そうして己の気持ちを殺した上での復縁では、明るい未来に進んでいくことは難しい可能性が高いといえます。
離婚により、あなたが第二の人生に向けた新たなスタートラインに立つとともに、輝かしい未来への道を切り開くための一歩を踏み出すことのみを、目指していきましょう。
まとめ
別居から離婚まで確実にこぎつける方法と意志のあり方
別居をしたことによる自分の状況を客観的に見ましょう
離婚したいかしたくないかを自分に再確認
別居後に配偶者の態度が変わった場合
離婚の決意が固まっている場合はぶれない意志を持ちましょう