結婚している夫婦が別々に暮らす、いわゆる 別居 という状態にいたる夫婦も近年では増えてきています。それぞれの夫婦によって別居をする 理由 はさまざまですが、別居をしている夫婦の未来に待っている結果には大きな落とし穴もあるようです。
今回は別居の代表的な理由や別居の結末について紹介します。
別居をする夫婦に多い理由とは?
離婚の件数は近年増えている
近年、日本では離婚する夫婦がどんどん増えています。10年前ほどは離婚する件数が年々増えているなどということはありませんでした。
しかし、平成21年頃から離婚の件数は着々と増え続け、右肩上がりとなっているのです。離婚するまでにはさまざまな過程があるかと思いますが、別居を経て離婚をするという夫婦が多いといわれています。
では、どのような理由で別居にいたる方が多いのでしょうか。
別居につながる理由とは?
離婚にいたる前に別居をする夫婦は多くいます。では、どのような理由で別居をおこなうのでしょうか。別居に至る大きな原因として、夫婦の仲が悪くなるという理由があります。
ほかにも、単身赴任や介護の問題など、離婚につながる理由ではないですが、このような理由で別居にいたる場合もあるのです。
まず、離婚に直結するような理由として、夫婦の仲が悪くなることがありますが、これにはどちらかの浮気などの不貞行為や、結婚してから明らかになった性格などの不一致などがあります。
また、離婚はしたいけれども子供のことを考えて別居にとどまっているといった夫婦もなかにはいるようです。離婚につながらない場合でも、どちらかの仕事の関係で、日本内のみならず、海外への単身赴任が余儀なくされる場合なども別居の原因となっています。
さらには、どちらかの親の介護が必要になり、やむおえず別居を選択して介護をするというケースもあります。
離婚を検討した別居の理由
離婚を考えたうえでの別居をする場合には、さまざまな理由があります。
わざわざ別居をしなくても、すぐに離婚へ踏み切ればよいのではないかと思う方もいらっしゃいますが、さまざまな理由によってすぐに離婚へ踏み切ることができない家庭もあります。
子供がいるため、離婚へと踏み切ることができない場合や、離婚裁判や離婚調停をしているため離婚には至っていないが、一緒には暮らしていたくないため別居をしている家庭などがあります。
離婚につながる別居を検討する理由としては、さまざまな意見の違いや性格の不一致によって相手にたいしてストレスを感じ、これが積み重なって一緒に暮らすことができないということがあります。
これらは大きな原因というわけではなく、小さなストレスが積み重なり大きなストレスへと発展してしまうのです。
別居から離婚へ
離婚を考えたうえで別居をしている夫婦の場合は、別居から離婚へつながるまでの時間は短いことが多いです。
しかし、驚くべきなのはとくに離婚を検討せず別居した場合でも、別居をすることで約70%の夫婦が離婚につながるといわれています。
離れて暮らすことによって少なからず気持ちが離れていってしまうことがあるようです。そのため、別居の時間が長ければ長いほど離婚につながってしまう可能性が高くなっていくのです。
大きな原因があることで別居をする場合には特に悩むことはないかと思いますが、単身赴任や介護などの原因で別居をする場合には一度真剣に考える必要があります。
子供の学校のことや、自分自身の職場のことなど、さまざまなことを考える必要があり、できるだけ環境を変えないようにしたいと思うことがあるかと思います。
それでも、別居を選択するという家庭もあってよいと思います。しかし、先ほど紹介した統計にもあるように、理由は関係なく別居をした家庭の70%ほどが離婚につながるということがあります。
これらを頭にいれたうえで別居をするのかしないのかを考えることがおすすめです。
まとめ
別居をする夫婦に多い理由とは?
離婚の件数は近年増えている
別居につながる理由とは?
離婚を検討した別居の理由
別居から離婚へ