離婚に抵抗がある場合、別居をするケースが多いようです。いかなる理由であれ、責任はすべて親にあることはいうまでもありません。
しかし子供は 別居 の原因が自分のせいと思い込み、多大なストレスをうけます。その 子供 におよぼす 影響 、親が子供にするべき重要なことをみていきます。
別居が子供におよぼす影響|親が子供にするべきこと
責任はすべて親にあり
別居が子供におよぼす影響は肉体的、精神的とさまざまです。しかし共通することは、親の仲が悪いのは、子供がすべて「自分のせいだ」と思い込むことに他なりません。
親の都合であるにもかかわらず、子供は自分を常にせめているのです。親はそのことをしっかりと認識したうえで子供に接するべきではないでしょうか。
別居が子供におよぼす影響
別居が子供におよぼす影響は以下の4つです。
親の顔色をうかがう
子供は両親にたいして、「仲良くしてほしいと」ねがっています。そのため子供は、仲が悪い両親に一生懸命気をつかうようになるのです。また、子供が別居中の父(母)と遊びたいと思うことで、父(母)の機嫌が悪くなる場合もあります。
その場合、親の機嫌を損ねないように子供は、次第に感情をおさえるようになります。自分が悪いという気持ちをもっているため、「本当は甘えたい」気持ちをおさえ親を困らせたくないと考えるのです。
自分をせめる
先述したとおり子供は、両親の仲が悪いのは自分のせいだと思い込み、自分をせめます。そして、「自分が良い子であれば、両親はいっしょにいられたのでは?」とかんがえるようになります。
そのため、ますます自分をせめてしまうケースが多いようです。次第に「自分がなんとかしなければ」と思い、ストレスを抱え込んでしまいます。
精神的に不安定になる
別居状態の家庭内で子供は、つねに神経が張りつめ、緊張しています。その子供のまえで父(母)の悪口を言うのを見ることにより、ますます不安定になるケースが非常に多いようです。結果、疑心暗鬼となり、「自分は親に見捨てられるのでは?」と不安になります。
体調不良
両親の仲が悪いことにより、子供がうけるストレスは想像を絶することでしょう。そのうえで子供は、ストレスを抱えこみ我慢をしているのです。しかし多大なストレスを抱え、我慢を重ねることにより、精神的にまいってしまうことは言うまでもありません。
結果、吐き気やうつ症状、腹痛といった体調不良をおこしてしまうのです。子供が学校に通う年齢であれば、不登校のきっかけとなる症状といわれています。
親が子供にすべきこと
両親が別居状態のとき子供は、「自分はどうなってしまうのか?」と不安になっています。言いかえると、「見捨てられる不安」といえるでしょう。その子供に対して親がすべきことは以下の2つです。
子供の不安をとりのぞく
子供に「あなたのせいではない」としっかり伝えたうえで、「大丈夫だよ、大好き」と愛情をもって伝えましょう。
子供に伝わるよう、正直に話をする
子供は親の気持ちをびんかんに察するものです。特に小学生ほどの年齢であれば、状況を理解しているケースも少なくありません。したがって、なぜ別居しているのか、その理由について正直に話をするべきでしょう。
ごまかしやウソ、詭弁は決してするべきではありません。なぜなら、ごまかしやウソ、詭弁が発覚することで、子供は親に対して不信感を覚えるからです。ですから正直に伝えることで、子供は安心、納得してくれます。
子供のケアは全力を尽くす
冒頭でも説明しましたが、両親の不仲による別居において、子供に責任はありません。いかなる理由であれ、すべては親の責任なのです。しかし子供は自分をせめ、不安な毎日にさらされています。
ですから両親は、子供のケアを全身全霊でおこなう義務と責任があるといえるのではないでしょうか。子供に対して愛情をしっかり言葉で伝え、笑顔で接することが非常に重要です。
たとえ離婚するとしても、親が幸せを感じていることで、子供も幸せを感じてくれるものです。
まとめ
別居が子供におよぼす影響|親が子供にするべきこと
責任はすべて親にあり
別居が子供におよぼす影響
親が子供にすべきこと
子供のケアは全力を尽くす