結婚して子どもが生まれると、いつしか夫婦愛が家族愛になります。妥協し合うことも多くなります。ただし、日々の生活に追われてお互いのことをないがしろにしては、離婚の原因になってしまいます。
そこで今回は夫婦の 愛情とは 何かを紹介します。
仲の良い夫婦の間にある愛情とは
夫婦だからこそお互いを大切に
結婚する前や子どもがいない夫婦であればお互いに自由な時間を持て、一緒に出掛けたり、お互いの話に耳を傾けられ、喧嘩になっても納得のいくまで話し合えました。
けれども結婚して子どもが生まれ、子育てに時間を取られたり、会社では責任のある立場になるなど夫婦ともに自由な時間や精神的余裕が以前に比べて減ってしまいます。
年齢が上がると共に体力もなくなるので、お互いの話を聞いている時間を睡眠に充てたい、あるいはリフレッシュのため趣味に没頭したいと思いがちです。
喧嘩の回数が減り、一見夫婦関係が良好なようにみえても、本当はコミュニケーション不足だということもあります。コミュニケーション不足が不満となり、離婚に発展するケースもあります。
話さなくてもお互いのことが理解できているとは思わずに、夫婦だからこそお互いを大切にする意識を持ちます。
相手を思う気持ちを伝える
神前で愛を誓った夫婦ですから、お互いを大切に思っていないわけはありません。日々の生活に追われていても、男女としての愛情が薄れてしまっても、心のどこかに相手を想う気持ちは必ずあるものです。
ですが、すれ違いが原因で離婚してしまう夫婦も多くいます。相手を想っているだけでは伝わらないからです。
長く連れ添っていると、伝える努力をしなくなってしまいます。わかり合えているという慢心から怠慢になってしまいますが、相手を想う気持ちを日々伝えることは良好な夫婦関係を築いていくのに重要です。
感謝の気持ちの伝え方
欧米の夫婦をみると、おはようからおやすみの挨拶と同時にハグやキスをして愛情表現をします。会話の中にも相手を褒めるような言葉をたくさん用いります。文化として根付いているので、なんの違和感もなく受け入れられています。
日本人にはこのような習慣はないので、欧米のスタイルを今から取り入れることは難しくあります。ですが、感謝の気持ちを伝えることは非常に重要なので、態度で表すことが必要です。
例えば、夫が自分の休日に子どもを預かり、日々育児に奮闘する妻に自由な時間を与えてあげる、仕事で疲れている夫に、妻は毎晩夫の好きなおかずを用意してあげる、などです。
相手を想い、行動に移すと聞くと大層なことに感じてしまいがちですが、実際はすぐ日常的に取り組めることです。ただし、大切なのは相手が本当にしてほしいことであるかどうかです。
例えば、日々の生活に疲れている妻に、感謝の気持ちとして高級なアクセサリーをプレゼントする、仕事に追われている夫の昼食にキャラ弁を作るなどは相手が心から喜んでくれることかどうか怪しいところです。
日々の生活に疲れている妻に必要なのは休息なので、家事や育児を手伝う、その時間がなければ生活に役立つ家電を購入するなどが適しています。
仕事に追われている夫には自由な時間が必要で、休日の家族サービスを免除する、友人や同僚と思いっきり飲みに行かせてあげるなどが喜ばれます。感謝の気持ちを表す際は、相手の立場になる、あるいは相手に何をしたら嬉しいかを直接聞けば間違いありません。
自分が自分の思う感謝のし方を考え実行した場合は、見返りを求めないことです。
良い夫婦関係を築くための愛情とは
男女の愛情が夫婦の間にある場合は、相手が喜ぶことを必死で考えていたはずです。喜んでもらうために、自分を磨いたり、料理を張り切って作ったり、デートプランやプレゼントを一生懸命考えたり、お互いが大切に想っていると言葉や態度で自然に表現していました。
男女としての愛情が薄れ家族愛になったとしても、そういった言葉や態度を意識して表現すればいいのです。
注意しなければならないのは、年齢や社会的立場によって喜ぶことが若い時と変わっている、自分自身も金銭的、時間的余裕が少なくなった、このことを自覚し、無理なく長期的に続けられる愛情表現を考えることが、いつまでも仲の良い夫婦でいるための秘訣です。
まとめ
仲の良い夫婦の間にある愛情とは
夫婦だからこそお互いを大切に
相手を思う気持ちを伝える
感謝の気持ちの伝え方
良い夫婦関係を築くための愛情とは