愛情不足 で育った子供が成長して結婚。しかし子供に対して上手く接することができず、その子供も愛情不足で育ってしまう。現在、こういった現象が後を絶ちません。
愛情不足で育った子供にはいくつかの特徴があり、少し気をつけて見ていることにより気付く事ができますので参考にしてください。
自分の子供は大丈夫?愛情不足な子供にあらわれる特徴
爪をかむ、指をしゃぶる
愛情が不足しているまたはストレスを感じたとき子供は、それを和らげるために爪をかみ、指をしゃぶります。
子供が愛情を求めているわかりやすいサインですから、見逃さないようにするべきです。
おねしょ
寝る前にお手洗いにいかない、水分をとりすぎているのも原因の一つにあります。しかし、大きな原因として愛情が不足していることにあります。
子供がおねしょをしたからといって、叱るのは逆効果ですからひかえるべきです。しっかりと愛情を与えてあげることによっておねしょが治ることが多いようです。
嘘をついて関心を集めようとする
愛情が足りていない子供は、寂しい気持ちからどうにかして逃れようとします。結果として、どうにかして自分に関心を集めようとする行動に走るのです。例えば、仮病を使って周りや親からの関心を集めようとすることが該当します。
嘘によって周りから構ってもらえると、満たされた気持ちになります。そして再び寂しくなった場合、また嘘をつくことによって自分に関心を集めようとする行動に走るのです。
嘘と似ていますが、過剰なわがままを言うことで周りや親の関心を集めようとする場合もあります。
子供はわがままを言うものですから割り切る必要がありますが、あまりにも過剰であった場合、愛情不足から関心を集めようとしているかもしれません。
自分の子供であれば、少し注意していれば気付きますから愛情不足のサインとしてしっかり受け止めることが大切です。
一人で行動することが多い
一見すると「おとなしくていい子」で片付いてしまう特徴ですが、実は愛情不足から来ている行動である場合が少なくありません。
愛情不足が続いた子供は、次第に感情を外から内に閉じ込めるようになっていきます。結果として、自己防衛の手段として自ら周りとの距離を遠ざける行動に走るようになるのです。
これに関しては、子供の性格も関係していますので一概に断言できません。ですが、元々明るい性格であった子供が次第に内向的になっていくようであれば、それは愛情不足のサインかもしれません。
自尊心が欠落している
自尊心とは、自分のすべてを受け入れ、自分には価値がある存在であると認識する気持ちです。愛情不足で育っている子供は、自尊心が欠落してしまい、自分のことが嫌いで、周りからも嫌われていると思い込んでいます。
自尊心が欠落している子供は、もの物事に対する意欲が低く物忘れが激しい、集中力が乏しい特徴もあります。
愛情不足の他にも、子供に対して感情的になって叱る、否定的な言葉をくりかえすことによりこの特徴が現れてくるようです。
叱る時や褒めるときも「理由をしっかり説明した上」で行うべきでしょう。
親以外の人に甘える
親からの愛情が不足している、感じられないと判断した子供は時に、他の人に甘えることで愛情を補おうとします。これは比較的大きくなった子供にもあらわれる特徴です。
また甘えようとする人に子供がいる場合、その子供に対して意地悪や叩く行為をする特徴もあるようです。子供が自分の親よりも他の人に甘える行動があった場合は、愛情不足から来ている子供からのサインです。
表情や感情がない
これは、愛情不足が深刻化している状態に現れる特徴ですから特に注意が必要です。似ていますが、泣いているのに放置されていた場合や、虐待を受け続けてきた場合にも子供にあらわれる特徴です。
先ほども説明しましたが、深刻な状態ですので愛情をしっかり子供に与えることです。場合によってはカウンセラーに相談することを視野に入れてもいいかもしれません。
まとめ
自分の子供は大丈夫?愛情不足な子供に現れる特徴
爪をかむ、指をしゃぶる
おねしょ
嘘をついて関心を集めようとする
一人で行動することが多い
自尊心が欠落している
親以外の人に甘える
表情や感情がない