離婚原因の一つとしてあげられるのが 性格の不一致 です。価値観の違う、会話のはずまない相手と毎日を送ればストレスに感じてしまうことがあります。
しかし、解決策を考えることで、離婚を回避することのできる離婚原因なので、一度冷静になって考えてみる必要があります。
性格の不一致で離婚するのは勿体ない
理解できない価値観を個性と考える
夫婦生活を円満にしていくには、相手の価値観を理解することが必要です。結婚する前は価値観が違うところが魅力に想えていたのに、結婚すると理解しあえないことが煩わしくなり、ストレスを感じてしまう夫婦は多くいます。
しかし、衛生面、金銭面に大きなズレがなければ、こだわっている価値観が、離婚することに比べればさほど重要でないこともあります。
例えば子どもの教育方針で意見が別れたとしても、一旦は相手の意見に耳を傾け受け入れてみることも大切です。
実行に移してみて成功すれば、自分にはなかった新たな考えを知ることができ、もし失敗すれば今度は自分の意見をとおしやすくなります。何事も最初から否定するのではなく、一度受け入れてみることも大切です。
夫婦で楽しめることをみつける
会話の少ないことに不満がある場合、このままパートナーと結婚生活を続けていてもつまらないのではないかと考えるものです。その時は、夫婦お互いが楽しめる趣味をみつけることが大切です。外食をしたり、スポーツをしたり、レジャーを楽しんだり、お互いが楽しめることをみつけてみます。
どうしても共通の趣味を持つことができなければ、子育てを一緒に楽しむのも一つの方法です。夫婦同じ目標に向かうことで絆も深まりますので、育児を妻だけが担うのではなく、夫婦で助け合っていくようにします。
実際に子どもが小さければ趣味を楽しむ時間も作りにくいことと、夫が妻の育児に積極的な家庭は離婚率も低いので夫の育児参加は性格の不一致という離婚原因を回避するのに有効な手段です。
共通の趣味をみつけることの目的は、夫婦が同じ目標に向かっていくことで、コミュニケーションが取れるようになることです。内容にはあまりこだわらず、負担にならないことを探すことが重要です。
昔の二人を思い出せることをする
価値観のズレを感じ、夫婦の間に溝ができてしまった、あるいは仕事や家事、育児に忙殺され夫婦で新たに趣味や育児を楽しむ気持ちになれないこともあります。溝が深ければ何をいまさらと否定的な気持ちになることもあります。
そんな時は、結婚前や新婚の時に訪れた場所やしたことを思い出し、楽しむのもいい方法です。昔の楽しかった時間を思い出せば、結婚した時の気持ちが蘇り、もう一度夫婦でいる意義を感じやすくなります。
夫婦で歩む人生は非常に長く、何の努力もしなければ次第に愛情が薄れていくことは自然なことです。定期的に、夫婦になった意味を感じられる行動を取るようにすれば、性格の不一致の問題を解消することもできます。
離婚裁判には証拠が必要
もし、性格の不一致を原因に離婚をしようと考えた場合は、証拠を用意しておく必要があります。相手が離婚に応じない場合は、協議離婚になります。ただし性格の不一致だけを理由に離婚を成立させることは非常に難しいことです。
協議での離婚が成立しない場合は、最終的には裁判に発展します。しかし性格の不一致とは最も曖昧で裁判官に伝わりにくい離婚理由です。
他に不貞行為や暴力の問題がない場合は、離婚を成立させるのが難しくなります。裁判が長引けば精神的にも金銭的にもダメージを受けますので、できるだけ短い期間で終わらせるためにも結婚している間に、日記をつけたり、夫婦喧嘩の様子を記録した物を準備しておく必要があります。
まとめ
性格の不一致で離婚するのは勿体ない
理解できない価値観を個性と考える
夫婦で楽しめることをみつける
昔の二人を思い出せることをする
離婚裁判には証拠が必要