性格の不一致 は 離婚 理由として最も多い理由です。具体 例 としては、どのような理由が性格の不一致となりえるのでしょうか。
今回は、性格の不一致を理由に離婚をする夫婦の具体例をみていきましょう。
性格の不一致を理由に離婚が認められる具体例
性格の不一致とは
離婚理由として、配偶者の浮気や、暴力による離婚のように理由がはっきりしているものもあれば、そのような離婚に至る決定的な理由がないけれども離婚となってしまうような場合もあります。
離婚した理由が1つではなく、自分でもうまく説明できない場合によく「性格の不一致で離婚」という言葉が使われます。
このように、これ!といった決定的な理由があるわけではないけれど、離婚に至ってしまうくらいの修復のできない「ズレ」が夫婦の間に生じてしまっている状態を性格の不一致と表現します。
夫婦の間では、はじめはささいな行き違いでも、それが長年積りに積もって修復不可能な行き違いとなり、お互いがガマンの限界となり、最終的には「性格の不一致」で離婚してしまうことが多々あるのです。
性格の不一致は曖昧な表現
性格の不一致での離婚は、その原因が曖昧だからこそ修復も難しい場合が多いようです。
浮気であれば、配偶者が浮気をしなくなれば修復の見込みもあります。暴力であれば、配偶者の暴力がおさまればまだ修復の可能性があります。
ですが、性格の不一致は取り除くべき原因がはっきりしないため、ここを改善すればまた仲の良い夫婦にもどれるといった解決法がないのです。
結婚当初はお互いに良いと思っていたところも、長年一緒に生活をする上でだんだんと許せなくなるといった例も多くみられます。
性格の不一致は、長年にわたる夫婦生活の不平不満が複雑に絡み合っていることが多いため、曖昧だけれども一番難しい離婚理由となります。
性格の不一致は価値観の違い
性格の不一致で離婚した例は、「育児に対する考え方がまったく違った」や、「金銭感覚がまったく合わなかった」といった例があります。
お互いに結婚するまでは他人として生活してきたわけですから、ある程度の考え方の違いはしかたがない部分があります。
けれども、離婚にまで至ってしまうケースは、今までの自分の価値観を相手に押し付けて、一歩も譲らないといったことが多いのです。
人は、自分が生きてきた環境を基準にして物事をみる傾向があります。
ですので、結婚した配偶者がその自分が思っている基準に当てはまらないときに、激しく反発をしてしまうこともあるのです。
夫婦お互いが、最初からある程度の違いがあるのは当たり前として、自分との価値観の違いを受け入れるだけの余裕や思いやりを持つ必要があるでしょう。
相手への思いやり
結婚生活がうまくいっているはずだったのに、いつのまにか生じた小さなズレがやがて修復できないほどの大きな亀裂にならないためには、普段からお互いの思っていることや価値観を確かめる意味でもコミュニケーションが不可欠です。
長い結婚生活の中では、出産・育児・転勤や親の介護など、さまざまな生活環境の変化があります。
その都度、自分の価値観を配偶者に押し付けるのではなく、相手の意見をききながら、ときには譲歩しながら決断をしていく必要があるでしょう。
特に長年一緒にいる夫婦ですと、「言わなくても相手はわかってくれているだろう」という甘えが出たりします。
そのような甘えから、コミュニケーションをとらずにいるとやがて「離婚」という事態に陥ってしまいます。
コミュニケーションをおろそかにせず、常に相手を思いやる気持ちを忘れないようにしましょう。
まとめ
性格の不一致を理由に離婚が認められる具体例
性格の不一致とは
性格の不一致は曖昧な表現
性格の不一致は価値観の違い
相手への思いやり